みなさんこんにちは JJ です
DIYで、雨漏り、窓の修理・浴室やキッチンのコーキング、外壁の補修・屋根の補修などにコーキングを使用すること、ありますよね
ですが、ホームセンターのコーキング売り場に行くと、その種類の多さに唖然とさせられます。
変性、アクリル、シーラントなどなど、「白いコーキングが欲しいだけなんだからさ」って言いたくなります。
今回は、そんな方に、ホームセンターでもう悩まないコーキング材の徹底解説ということで、記事にしてみました。
ていうか、コーキングなの?シーリングなの?
そちらも解説!ご用意してあります。
この記事でわかること
- コーキングなのか?シーリングなのか?の結論
- ホームセンターで取り扱いのある主なメーカー
- コーキング選定に迷わないための基礎
- プライマーについて
- 関連資材について
コーキング?・シーリング?
そもそも、みなさんどちらで読んでいますか?
結論から言うと、同じ意味と捉えて問題なし
なぜならば、各サイトで諸説あり、明確な違いはなく、同義語として扱っている場合が多いです。
シャープ化学工業株式会社のサイトにこんな記事を見つけました。
日本では正式にはシーリング材と呼びます。何故まだ多くの人がコーキングと呼ぶのか、第一には実質的に最初のシーリング材が油性コーキングであったからです。
シャープ化学工業株式会社/「「コーキング」「シーリング」その違いって?」
URL:https://www.sharpchem.co.jp/caulking/difference.html(2024/03/06)
コーキングと呼ぶ人が多いようで私もその中の1人です。
私の感覚ですが、パッキン材などをシーリングパッキンなどと呼ぶものもありますし
こんなイメージ!!
歯科業界でも、歯の封印をする材料をシーリング、コーキング、シーラントなどと呼ぶそうで、どの業界もこの辺は曖昧になっています。
主要メーカー
セメダイン株式会社
Cのマークが目印
主な商品
・セメダイン8060シリコンシーラント 330ml
・セメダイン防水シールバスコーク 100ml
コニシ株式会社
ボンドマークで有名
主な商品
・ボンド シリコンコーク 330ml
・ボンド変成シリコンシーラント 330ml
ホームセンター自社ブランド
カインズホームやケーヨーデイツーDCMなど、これらの企業は独自のブランドでコーキング製品を提供しており、両社がセメダインやコニシボンドと協力してコラボ商品を展開しています。
コーキングの種類
悩んでしまう理由
ホームセンターでは3~4社、コーキングメーカーの取扱いがあります。
メーカーごとに製品名が違いや、同性能でも販売ルート(一般向け、業務用)、JIS認証の有無、技術資料の有無で製品名が変わることがより一層、選択の複雑さを生み出しています。
各メーカーごとに異なる特性や用途に合わせた製品が陳列され、言い換えれば選択肢は豊富です。
ですが、選択肢が豊富なゆえ、どれを買ってよいか悩んでしまいます。
コーキングの種類
DIYで使用するコーキングは基本、4種類で
シリコーン系、変成シリコン系、ポリウレタン系、専用系
これに防カビ成分が含まれるか否かで、一般的なDIYですと、シリコーン系、変成シリコン系の2種類で事足りてしまいます。
4種類それぞれの特徴とメーカー別に製品名をまとめてみました。
シリコーン系
最も一般的で安価なコーキング材で、温度変化に影響が少なく、ガラス周りや浴室浴槽などの水回りのコーキングに最適で、耐熱・耐候・耐寒・耐水性に優れています。
ですが塗装との相性が悪くコーキングの上から塗装はできません
セメダイン
・シリコーンシーラント8060 amazon
・シリコーンシーラント8070プロ(防カビ)amazon
コニシ株式会社
・シリコンコーク amazon
・シリコンコーク防カビ剤入り amazon
変成シリコーン系
シリコーン系との違いは、変成シリコーン系は、コーキングの上に塗装ができる点で、屋根材や目地等に最適、また耐水性はありますが、耐熱性はやや劣るので、キッチン周りやモルタルなどに適しています。
シリコーン系に比べると、お値段高めです。
セメダイン
・POSシール変性シリコーンシーラント amazon
・POSシール変性シリコーンシーラント マルチ amazon
コニシ株式会社
・変成シリコンコークQ速硬化型 amazon
・変成シリコンシーラント amazon
ポリウレタン系
耐久性・密着性に優れており、弾力性がある一方で、紫外線に弱いため、コーキング後に塗装が必要になります。
塗装を前提とする、目地やひび割れの補修等に使用します。
セメダイン
・ウレタンシールS700NB amazon
・ウレタンシールNB amazon
コニシ株式会社
・ウレタンコーク amazon
専用系
各種施工に特化したコーキング材もしくは、接着剤となります
サイディング用(外装)用、瓦用、耐火用、金属用などガ販売されています
主成分は、変成シリコン系やシリコーン系が主で、接着力・耐熱性などに違いがあります。
専用だけあって、高いもので価格はシリコーン系の2倍から4倍するものもあります。
プライマー
プライマーとはコーキング施工の際に接着性の安定を得るために塗る液体のことをいいます。
個人的なDIYや、小範囲の補修の場合、使わなくても十分安定していますが、長期的に安定性を得るためには、塗ることをおすすめします。
シリコーン専用、変性シリーン専用などコーキングの種類によってプライマーも異なりますので詳しくはメーカーの一覧表をご参照ください。
・コニシ(KONISHI) ボンドシールプライマー#7 amazon
・セメダイン(Cemedine) シリコンプライマーD3 amazon
コーキング関連資材
コーキングガン
最近では電動も販売されていますが、手動では主に樹脂製と鋼製の2種類あります。
鋼製は安価でお求めやすいです。樹脂製は鋼製の1.5倍ほどの価格で販売されています。
両者の特徴
鋼製ガン コーキングガン JM-100 amazon
・上部で長持ち
・安価で求めやすい
樹脂製ガン トラスコカートリッジガン TCGK330 amazon
・軽量で作業しやすい
・鋼製に比べ液漏れが少ない
液漏れについて比較しました。
コーキングを同じ量出した後に、そのまま放置の結果
コーキングが終わった瞬間に、レバーをOFFにすると、ここまでは出ませんが、作業性を考えるとプロの方は樹脂製を使用していることが多いです。
ヘラ
写真左:ステンレス製 中央:樹脂製 右:3Dプリンター
様々な、材質・形状で販売されています。
私感ですが、樹脂系は柔らかすぎるので、私はステンレス製を愛用しています
・ステンレス製 ハンディ・クラウン コーキングヘラ amazon
・樹脂製 ハンディ・クラウン コーキングヘラ amazon
ノズル
ノズルもいろいろな形状があり、作業性が飛躍的に上がる場合もあります。
写真右は3Dプリンターで印刷したノズルで、用途に合わせて最適な形状を思考中
・セメダイン シリコーン替えノズル N-3 amazon
・セメダイン 曲りノズル エルボ 袋 XA-179 amazon
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます
今回はコーキングについて、まとめてみました
ホームセンターでズラッと並ぶコーキング材も、実際は種類も少なく、メーカーによる製品名の違いということが分かっていただけたかと思います。
DIYでコーキング作業をされる場合、換気や適切な保護具を使用していただき、よいDIYライフをお送りください。
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