ホームセンターで悩まない 木工用、鉄工用、ビスの種類や形状を徹底解説 

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こんにちは JJ です。

ビスって、種類が色々あって、どれを買ってよいのか、悩みますよね

今回は、ビスについての、木工用~鉄工用まで、種類や形状基礎知識など、ご紹介していきたいと思います。

それでは最後までお楽しみください

この記事でわかること

  • ビスって何?
  • ネジやボルトとの違い
  • ビスの形状について
  • 皿もみ、下穴について
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目 次

ビスとは?

ビスは金属製の先端が尖った棒に、らせん状の形状をしています。

これは木材や鋼材などの材料を互いに結びつけたり、固定するための重要な役割を果たしています。

形状によって特徴がそれぞれあり、頭の形状と胴体の形状の組み合わせで、適材適所いろいろな場所に使用できます。

ビスはぶどうの蔓(つる)を意味するラテン語vitisがフランス語でねじを表すvisとなり、英語のviseになった。特に「すりわり」や「十字穴」を持つおねじ部品を指すことが多く「小ねじ」とほぼ同義である

引用元:Wikipedia

ネジ、ボルトとの違い

ねじは、ボルトやナット、ビスなど、らせん形状の総称です。

ボルトは、基本的にボルトとナットで1対になっており、ビス同様に締め付けや固定に使用します。

こんなイメージです。

ビスの回転方向

一般的に時計回りに回すと締り反時計回りに回すと緩みます

こだわりの一品

締める際に、右へ回すことにより、部材が回転方向へ引っ張られるため、木枠などの固定時には、多少のひずみ(変形)が発生します。そのひずみを緩和させるために、逆ネジのビスも販売されています。相互作用でひずみを打消す こだわりですねぇ

頭の形状

ナベ頭

主に鉄工や板金樹脂パーツで、一般的に使用されているビスで、ナベの底の様な形状が特徴です。

ナベビス、ナベ頭タッピング、などの名称で販売されています。

多くの場合、十字穴が付いており、プラスドライバーやプラスビットを使って、締めていきます。

締付後、部材表面にナベ頭が出っ張ります。

トラス頭

ボタン状の丸い形の頭で、ナベ頭に比べて頭部の高さが低いですが、頭部の径が大きいのが特徴です。

トラストビスやトラスタッピング、などの名称で販売されています。

ナベ頭同様に、十字穴が付いており、プラスドライバーやプラスビットを使って、締めていきます。

家具など装飾用として使用されることもあります。

皿頭

頭部が皿状になっており、締め付け後、部材表面に頭が出ないため、家具や木工でよく使われる一般的なビスです。

皿ビス 皿頭タッピングなどの名称で販売されています。

部材に皿もみを施すことが前提です。

皿形状に近い形で、ラッパ頭やフレキというものがあります。

六角頭

六角頭は六角形の形状をしており、それを六角レンチや六角ドライバーで締めることができます。

締め付ける際により多くのトルク(力)をかけることができ、滑ることなくしっかりと締めることができます。

座ぐりを施すことにより、頭を表面に出さないようにもできます。

平頭

平頭は、ナベ頭やトラス頭とくらべ、高さが低く平らであることが特徴です。

平頭ビスや低頭ビスなどの名称で販売されています。

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先端の形状

ビス標準

先端までらせんがある、一般的な先端形状です。

木工用ビス、タッピングビスがこの形状の先端を持ちます。

足割れ・カット付き

標準のビス形状に、足割れ(カット)があるのが特徴です。

木工用のビスで、その先端形状により、木を削りながら進むため、木に対する抵抗が少なくなり、締めやすく、木が割れづらい特徴があります。

ドリルねじ

先端が、ドリル状になっており、主に鋼材や板金に使用します。

下穴用のキリとビスが1つになっており、先端のドリルで鋼材に下穴を開けながら、ビスを締める仕組みです。

皿もみ・座ぐり

座ぐりとは、木工や金属加工などで用いられる作業の一つで、一般的には、平面上に凹みをつける作業を指します。

下穴

下穴(したあな)とは、ビスで締め付けを行う際に、事前に穴をあけておくことで、下穴をあけることにより、締め込むときの力で、部材が割れない様にするための穴です。

下穴のサイズは、ビスの太さの6~7割程度のものを選びます。

ビスが3㎜であれば、3×0.7で2.1mmのキリで下穴を開けます。キリだけに切りよく2㎜でもいいですね

DIYなどで使用する、細い木材などにビスを打つ場合は、下穴は必須と考えても良いと思います。

ホームセンターなどには、皿もみと下穴を同時に行えるキリも販売されています。

木工用ビス

木ネジ

木ネジ(もくねじ)は、ネジの部分が途中までで、残りの部分はネジ部分の先端とほぼ同じ太さになっているのが特徴です。

この特徴は、部材同士をしっかりと締め付けるための仕組みと劣化により木材が痩せた場合でも密着性を確保し、緩みを防止している役目があります。

写真は皿頭ですが、皿頭に限らず、ナベや六角、トラスなどもあります。

ネジを締め込むことにより、下の部材が上の部材に引き寄せられる。

コーススレッド

コーススレッドは、木ネジと比べ先が尖っており、木材に食い込みながら強力に締めつけられるのが特徴です。

下穴を開けなくても、気が割れづらい設計になっていますが、強力が故に、細い木材や木材の端で使用する場合は、やはり下穴が必要です。

足割れコーススレッドも販売されています。

スリムスレッド

見た目は、コーススレッドと似ており先端が鋭く尖っていますが、コーススレッドと比べてネジ部のピッチが細かく芯が細いのが特徴です。

コースレッドよりも木が割れづらいので家具や小型も木工に使用されます。

スリムスレッドの場合一般的に足割れ付きです。

※写真は短いスリムスレッドのため太く見えています。

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鉄工用・樹脂用ビス

タッピングビス

タッピングビスは、木ネジと混同しやすいですが、木ネジとは別物で木ネジに比べ、強固にできており、若干ですがネジ部の間隔も狭めにできています。

基本的には、樹脂や薄い鉄板などに使用しますが、木材にも使用することは可能です。

テックスビス

テックスビスは、主に鋼材同士や鋼材に木材を止める場合に使用します。

先端が、ドリルねじになっており、ドリルで下穴を開けながら、ネジで締めていく事ができます。

ヘックスビス

ヘックスビスも、テックス同様、主に鋼材に使用します。

先端はテックス同様ドリルねじが付いており、頭の形状がヘックス(六角)になっており、強い力で締め付けられるので、中厚の鉄板などにも使用することができます。

材質

メッキ(亜鉛・クロメート)

材質は鉄でできており、鉄の弱点である、酸化(サビ)を防止するため、メッキと言う表面処理をしたものです。

ステンレス

ステンレスは、サビに強い特性があるため、水回りや屋外で使用される材質です。

鉄に比べるとやや高価なことから、使用量によって、お財布と相談が必要となります。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。

ホームセンターでズラッとならぶネジ類ですが、木工用は、木ネジや木材用、コーススレッドやスリムスレッドを、鉄工、鋼材用には、タッピングやテックス、ヘックスをお選びください。

ご使用になる部材の厚みでビスの長さを、水回りや屋外などの使用する場所によって、材質を選択してください。

状況に適したビスを選ぶことにより、長持ちで、ワンランク上の作品に仕上がります。

最後になりますが、ご意見やご感想、ご指摘などコメントいただけると励みになります。

それでは、良いDIYライフをお送りください。

よろしくお願いいたします。

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