こんにちは JJ です。
先日の投稿で、鋼材の材質に焦点を当てましたが、今回は鋼材の形状について、まとめました。
材質に関する記事を先にお読みいただくと、鋼材についての理解が一層深まります。
材質と形状それぞれに注目することで、より詳細かつ理解しやすい情報提供ができるかと思います。
今回の記事では、様々な鋼材の形状について詳しく解説していきます。
DIYにおいて、正確な鋼材の選定が成功につながりますので、どうぞお楽しみにしてください。
あの~、自宅から、ホームセンターまで遠いいし、トラックも持ってないんですけどぉ~
はーーーい、大丈夫です。
そんなあなたに、鋼材をオンラインで手軽に購入できるサイトもご紹介しています。
この記事でわかること
- 鋼材の種類と形状
- 鋼材の特徴や用途
- 鋼材販売サイトのご紹介
鋼材の形状
鋼材の呼称は、メーカーごとに固有の名前や総称、業界によって異なる通称が存在します。そのため、この記事では一般的な呼び名を使用していますが、ホームセンターなどでの表記が異なる可能性があります。
鋼材は様々な形状があり、それぞれ異なる特性を持っています。以下では、代表的な鋼材の形状について解説します。
鉄板・鋼板
鉄板は鋼材の代表格、板状の鋼材の事で、薄い鋼板のことを、板金・トタンと呼ばれることもあり、ホームセンターで取り扱いがあるものは、厚さ3.2㎜以下の鋼板でが主です。
鉄板には、用途によって様々な種類(材質)がありますが、SPHC(熱間圧延鋼板)と呼ばれる黒皮付きが手軽に入手可能です。
DIYがよく使われる、L形の金物、ハット型の金物、なども鋼板から作られています。
鉄板の主な材質
・鉄(黒皮付き・亜鉛メッキ・赤錆塗装)
・ステンレス
・アルミ、銅、真鍮 etc
鉄板の主な用途
・箱やケース、カバーなどの外装
・家電や自動車から包丁やスプーンなどまで、幅広く使われている
・建築関係、屋根や外壁
アングル
アングルとは、その断面形状から山形鋼(やまがたこう)、等辺山形鋼、L形鋼などと呼ばれ、L字型をした鋼材で、90度の角度が特徴です。
この形状により、たわみに強く、強度を持ちながらも取り扱いが容易な鋼材です。
アングルの主な材質
・鉄(黒皮付き・亜鉛メッキ・赤錆塗装)
・ステンレス
・アルミ
アングルの主な用途
・90度の角度を利用して、組立・固定用の治具などに使用される
・棚や机、架台などのフレーム
フラットバー
フラットバーは平らな板状の鋼材で、平鋼(ひらこう)などと呼んだりもします。
様々な幅と厚さがあり使用用途によって選ぶことができます。
鋼材の中でもシンプルで取り扱いが容易です。
フラットバーの主な材質
・鉄(黒皮付き・亜鉛メッキ・赤錆塗装)
・ステンレス
・アルミ
フラットバーの主な用途
・構造物の補強材
・アイアン家具などフレーム・額縁
角パイプ
角パイプは、四角いパイプ状の鋼材で、断面形状が正方形や長方形のものがあります。
一般的なものは、鋼板を曲げて接合する製造方法が一般的で、曲げることにより角はアール形状になります。
一方で、アルミの場合は圧力をかけて引き伸ばす製造方法により、接合部がなく、角がある形状になっています。
角パイプの主な材質
・鉄(黒皮付き・亜鉛メッキ・赤錆塗装)
・ステンレス
・アルミ
角パイプの主な用途
・ラックや棚のフレーム
・ビルや倉庫の柱などの建築構造用
溝形鋼
溝形鋼は、その形状から、曲げに対する優れた強度を持ち、溝が付いている事から、チャンネルなどと呼んだりもします。
建築の小梁や構造用として使用されることが多いです。
溝形鋼の主な材質
・鉄(黒皮付き・亜鉛メッキ・赤錆塗装)
・ステンレス
溝形鋼の主な用途
・重量物の架台
・プレス機(ダルマジャッキ式)のフレーム
リップ溝形鋼(Cちゃん)
リップ形鋼は、その断面が文字通りCの形状をしているため、一般的にCチャンと呼ばれることがあります。逆に言えば、Cチャンという呼び方が一般的です。
Cチャンは、主に鋼板を曲げて作りますので、長尺でなければDIYで自作でベンダを製作し、鉄板から、自分の好きなサイズのCチャンを作ることも可能です
Cチャンの主な材質
・鉄(黒皮付き・亜鉛メッキ・赤錆塗装)
・ステンレス
・アルミ
Cチャンの主な用途
・工場などの壁の下地材
・鉄骨建築の補助材
配管・パイプ
配管やパイプには、接合部の有無によって大きく二つのタイプがあります。
一般的なものは、鋼板を丸めて接合する製造方法が一般的です。
こうしたパイプの場合、接合部が露出しているものと、外部からは見えないようにステンレスメッキなどで覆われているものがあります。
一方で、つなぎ目のないものは「シームレス」と呼ばれています。
これらのパイプは圧力をかけて引き伸ばす製造方法により、接合部がなく、均一な円形をなしています。
このようなシームレスパイプは外観が均一であり、内部にもつなぎ目がないため、高い信頼性と耐久性を持っています。
特にアルミニウムは柔らかい素材であるため、シームレスの製造が一般的です。
配管・パイプの主な材質
・鉄(黒皮付き・亜鉛メッキ・ステンレスメッキ)
・ステンレス
・アルミ、銅、真鍮 etc
配管・パイプの主な用途
・手すりやハンドル、棚などの家具
・水道、雨水などの流体輸送用
H鋼
DIYでは、あまり使用するイメージはありませんが、ガレージやビルの柱や梁に使用されることがあります。
ホームセンターでは主に取り寄せ品の扱いになります。
名前の通り、断面形状がHの形をしており、非常に強度があり大きな荷重を支えることができます。
H鋼の主な材質
・鉄(黒皮付き・溶融亜鉛メッキ)
・ステンレス
・アルミ
H鋼の主な用途
・ガレージ・ビルなどの建築構造用
・重量用の架台
鋼材販売サイトのご紹介
●横山テクノ さん 販売サイトはこちら
鉄、アルミ、ステンレスのほかにも、チタンや塩ビも取り扱っています。
私も以前、ステンレスのパイプを注文させていただきました。
●鋼屋(はがねや) さん 販売サイトはこちら
鋼材のほかにも、工具、ボルト類、溶接関連も取り扱っています。
●WORK PARTS(ワークパーツ) さん 販売サイトはこちら
品揃えがすごい、鋼材のほかにも各種工事用品、看板資材、梱包材、お米まで取り扱っています。
●イーメタルズ さん 販売サイトはこちら
鋼材のほかにも、レアメタル、レアアース、樹脂、断熱材、金属粉末を取り扱っています。すごい!!
鋼材の価格は、世界情勢、経済状況、原料価格、輸送燃料などに直接影響を受けるため、価格が頻繁に変動する場合があります。そのため、検討の際にはこれらの要因を慎重に確認していただくことをお勧めします。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
鋼材の形状ごとの特徴や用途、材質について理解することで、ホームセンターでの購入時に適切な鋼材を選ぶことができるようになります。
DIYにおいて、正確な鋼材の選定は成功につながりますので、慎重な選定を心がけましょう。
それでは、良いDIYライフをお送りください。
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