こんにちは JJ です。
ホームセンターには様々な種類の合板が販売されていますが、種類が多すぎて何を買ったらよいか悩んでしまいますよね。
ラワン合板・シナ合板・ベニヤ・コンパネ・MDF・OSB・ランバーコア、などなど お店によっては、針葉樹合板、構造用合板なんて合板もあったり、何が何なのか分けワカメです。
そんな方に、ホームセンターで悩まない様、合板・板材(ボード)についてまとめてみました。
この記事でわかること
- 各種合板の種類と特徴
- 各種合板の厚みとサイズ
※2022年4月20日に公開した記事ですが、記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2024年3月7日に再度公開しました。
合板・板材の種類と特長
ラワンベニヤ・ラワン合板
ラワンは、フタバガキ科3属の常緑広葉樹の総称で、東南アジアの原生林に分布
ラワンを桂剥き風にスライスしたものがラワンベニヤ
そのラワンベニヤを繊維方向を交差させ接着しプレスにて冷圧熱圧し積み重ねたものが、ラワン合板
ラワンは肌は粗く、加工性・強度はあるが、耐久性は低く割れやすい
ホームセンターでは、ラワン合板もラワンベニヤやベニヤ合板などの名称で売られているお店もある
シナベニヤ・シナ合板
シナの木(シナノキ)は日本固有種の落葉広葉樹で、北海道、本州、四国、九州に分布
ラワンベニヤ同様、シナノキをスライスしたものがシナベニヤ
そのシナベニヤを繊維方向を交差させ接着しプレスにて冷圧熱圧し積み重ねたものがシナ合板ですが、主にラワンベニヤを芯材として使い、表面にシナベニヤを貼り合わせた合板です。
肌はきめ細かいため、塗装に相性がよいが、無塗装だと汚れやすい
加工性はあるが、耐久性は低く、強度はラワン合板より劣ります。
針葉樹合板・構造用合板
国産は、アカマツ、杉、カラマツなど、外材では、米マツ、米ツガ、ラジアタパインなどで作られる
製造方法は、ラワン合板同様で、桂剥きスタイルで作られるものが針葉樹合板
針葉樹合板の中で主に木造建築で、構造耐力上、主要な部分で使われ、接着性能、板面の品質,ホルムアルデヒド放散量などが、日本農林規格(JAS)に定められているのが構造用合板
以前は、広葉樹が使用されていましたが、地球の環境問題の観点から、針葉樹へシフトされつつあります。
コンパネ
コンクリートパネルの略で、正式名称は、コンクリート型枠用合板。
その名の通り、コンクリートを打設する際、型枠として使用する合板で耐水性に優れており、構造用合板同様、日本農林規格(JAS)で定められている。
ホームセンターなどで、一段と目を引くだいだい色の合板はコンパネに塗装コーティングしたもので、パネコートなんていう名前で売られたりしています。
塗装されている分、DIYでも重宝されています。
パイン集成材・ファルカタ集成材
パインは、マツを加工した木材で、主に北米産が使用されています
ファルカタはマメ科の植物で、東南アジア原産で非常に軽いのが特徴の木材です。
パインやファルカタの角材などを乾燥させ、節などを取り除き、接着剤でつなぎ合わせた板材で、無垢材(木そのまま)に比べて反りや割れが少ないく軽いため、テーブルや棚の天板などで使用されます。
ホームセンターなどでは、ビニールフィルムに包まれて売られていたりします。
ランバーコア
ファルカタ材などをつなぎ合わせ芯材にし、それをべニヤで挟んだものでラワンベニヤであればラワンランバーコア、シナベニヤであればシナランバーコアとなります。
また、ポリエステル樹脂で挟んだ、ポリランバーなどもあります。
パーティクルボード
ラワン合板などのべニヤを積み重ねるのではなく、薄く裂かれた木片を互い違いに積み重ね、接着剤にて高温圧縮された合板で、カラーボックスなどでよく使われています。
OSB合板
パーティクルボードの一種で、木片の大きさが大きいのが特徴、アメリカの建築工法2×4工法で壁材としても使われ、DIYでもおなじみのOSB
壁掛け収納のベースなどにも使われています。
MDF
木の繊維を接着剤で圧縮した合板です。
伸縮したり、反りがなくとても加工しやすい反面、水(湿気)にはとても弱いのが難点です。
パーティクルボードやOSBやMDFの総称を繊維板などと言います。
合板の厚みとサイズ
※サイズ(横×縦)に関して、各メーカーによって、数mmの誤差があります。
ベニヤ・合板・ベニヤ合板(ラワン・シナ)
厚み:2.3mm・2.5mm・3mm・4mm・5.5mm・9mm・12mm・15mm・18mm・21mm・24mm・30mm
※シナ合板は21mm以下が主流です
サイズ:910×1820(3×6) 1220×2438(4×8)(取り寄せ品)が主に流通しており、ホームセンターでは、カット材も取り扱ってます。
主なカット材サイズ:455×1820 600×900 455×900 300×450などです。
針葉樹合板
厚み:2.3mm・2.5mm・3mm・4mm・5.5mm・9mm・12mm・15mm
サイズ:910×1820(3×6) 1220×2438(4×8)(取り寄せ品)が主に流通しております。
構造用合板
厚み:5mm・5.5mm・7.5mm・9mm・12mm・15mm・18mm・24mm・30mm・35mm
サイズ:910×1820(3×6) 1220×2438(4×8)(取り寄せ品)が主に流通しております。
コンパネ
厚み:12mm・15mm
サイズ:910×1820(3×6)が主に流通しております。
ホームセンターでは、カット材も取り扱ってます。
主なカット材サイズ:455×1820 600×900 455×900 300×450などです。
パイン集成材・ファルカタ集成材
厚み:9mm・12mm・15mm・18mm・24mm
サイズ:300×910 450×910 450×1820 450×2700 などなどそれ以外にも多く流通しています
ランバーコア
厚み:12mm・15mm・18mm・21mm・24mm・30mm
サイズ:910×1820(3×6) 1220×2438(4×8)(取り寄せ品)が主に流通しております。
パーティクルボード
厚み:9mm・12mm・15mm・18mm・20mm・25mm・30mm・35mm・40mm
サイズ:910×1820(3×6)が主に流通しております。
OSB合板
厚み:9mm・12mm・24mm
サイズ:910×1820(3×6)が主に流通しております。
MDF
厚み:2.5mm~30mm で17種類ほどあります 主に2.5mm・5.5mm・9mm・12mm・21mm・25mmなど
サイズ:910×1820(3×6)が主に流通しております。カット材も販売されております。
まとめ
たくさん種類がありますね
コンパネはコンクリート型枠用合板なので、この記事で、コンパネと合板の区別はつくと思います、ベニア、合板、ベニア合板は、ホームセンターやネットショップでも、名称がバラバラで、ひどいお店では、ベニヤをベニアと表記して、同じ棚でもベニヤとベニアが存在することも
おそらく、ベニヤってbeniyaと打つときに、指が勝手にYを抜かすんですよね 私もベニアと打ってしまうことが、数回あり修正しましたが、見逃している所があればすみません
桂剥き風にスライスしたものがベニヤ(単板)、それを積み重ねたものが合板ここが重要でしたね。
これからも、DIYライフをエンジョイしましょう。
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